こんにちは、みずたんですっヽ(=´▽`=)ノ
とってもカワイイです、ボールパイソン。
ハマってます、ボールパイソン・・・!
ぷにぷにでさわり心地最高・・・!
ですが・・・ちょっとまって!
多くのサイトで入門種として紹介されているボールパイソンですが、実際に飼育してみて「これ、入門種じゃないでしょ・・・」と思う点がいくつかありました。
ではではいってみましょう(`・ω・´)b
食いムラ
ボールパイソンがエサを食べなくなったという事について、多くの情報サイトでは「拒食」と表現されています。
でもエサを食べないという状態、病気じゃない限りは決して拒食ではありません。
実際は食いムラなんです。
うちの子、それが激しいのなんの。
摂食、消化から排泄まで1ヶ月以上かかるのもざらで、
ニシキヘビは人間とは全く違う時間を生きていることがわかります。
そしてとくに脱皮前、排泄を溜め込んでいる間は食欲が落ちるという困った子も・・・。
実例
うちのボールパイソンが「にょろにょろ・・・そわそわ・・・」と動き、どことなくエサを探しているような雰囲気がありました。
その時2週間くらい食べていなかったので、飼い主は「今日こそ食べてくれるのかな?」と思い、マウス(1匹200円程度)を解凍。
さぁゴハンだよ~!!!とマウスを見せる。
ボールちゃん「・・・・」
ボールちゃん「い~らない(プイッ・・・)」
飼い主「ええぇぇぇ・・・・マジかお前・・・・・」
200円程度のマウスが無駄になるのがどうしても勿体なくて、しつこくボールちゃんにマウスを近づけてしまいました。
ボールちゃん「ぷシュ~~~(怒)」
怒られてしまいました。
・・・その日はしかたなく置き餌しても食べませんでした。
600円のラットを食べてくれない日もありました。
私はこれまで何円無駄にしたんだ・・・
考えると正直頭が痛くなります。
食いムラに悩んだ結果
その時ボールパイソンの男の子を飼育していたので、お嫁さんとして女の子をお迎えしました。
でも女の子もやはりボールパイソン。
食いムラは・・・あります。
両方のボールパイソンがエサを拒否するなんてあたりまえ。
そして活餌問題へと続く。
1匹だけを可愛がろうとしてお迎えした人は辛い思いをするかもなぁと毎回思っています。
救世主、現る
それが我が家の場合はコーンスネークでした。
ナミヘビはニシキヘビよりも食欲が旺盛で、消化もとても早くいつも腹ペコ。
エサのニオイがするとそわそわする仕草に感動を覚えました。
腹ペコなのも相まってすごい速度で成長していき、ついにボールパイソンのエサを簡単に飲めるまで巨大化。
この子がいなければ一体何匹のマウスが無駄に捨てられていたんだ・・・?
ってくらい助けられています。
ボールパイソン1匹だけの飼育では食べなかった時の精神的ダメージが計り知れず、家にヘビがどんどん増える。
季節性の拒食があったり、アダルトになるとさらに食いが落ちて行って・・・こうなるとまるでペットではなくインテリアだなぁ・・・。
繁殖前提で進む話・・・
ボールパイソンのモルフを調べていると、あれとこれをかけ合わせると○○ができる!って書かれてる事が多いです。
よくわからないよ~って人に簡単に説明すると、
ノーマルhetパイボールという表記で売られている子は
完全にノーマルの見た目をしている。
パイボールもしくはhetパイボールという表記の子と子孫を残した場合に、パイボール(白が混ざった素敵な模様)が産まれてくる可能性がある。
hetのぶん、料金が高くなっている。
なまじ見た目が同じなので、詐欺もできてしまうのが注意点。
ヘテロ持ちノーマル?それって掛け合わせしなければただのノーマルじゃない?
じゃあノーマルお迎えすればいいじゃん、となるのですが、どんどこハマって繁殖を考えた時に・・・
うわ~het持ちにしときゃよかった~~となる事もあるかも(。>﹏<。)
とくにインターネットの記事でも飼育本でも、特定のモルフ同士掛け合わせることを全面的に押し出している記事がとても多いです。
モルフについて調べているととても楽しいんです。
それだけボールパイソンの繁殖は沼なんです。
でもその繁殖、ちょっと待った!
繁殖、繁殖って言うほどそんなに簡単にやりますか?orできますか?
次で懸念事項を説明したいと思います。
繁殖と飼育と動物取扱業
ボールパイソンは成長したらそこそこ大きくなります。
産まれてきた子たちの面倒を見られるスペースをいずれ確保できるのであれば問題ありませんよね。
そうじゃない場合、里親などを探したりショップに買い取りをしてもらうことになりますが・・・。
買い取ってもらう場合は動物取扱業という許可を受けていない人はグレーゾーンでの買い取りになってしまうようです。
具体的にショップの方に伺った話だと、そのお店では年に1回程度の買い取りが限度との事です。
そのため、狙っている柄の子が産まれてくるまで繁殖を繰り返し行いたい場合は動物取扱業の取得が必須になるでしょう。
この動物取扱業の取得条件がなかなかに厳しいのです。
ボールパイソンの繁殖の沼にどっぷり浸かるということは・・・ポケモンのタマゴの厳選作業じゃないけど、育てきれない子もでてきてしまいますね。
エサ代もたくさんかかってしまいます。
死籠もり・・・奇形・・・ショッキングな光景
全員元気に産まれてくれればいいんですけど・・・
繁殖を試みている方の報告を見ると、産まれてくる事ができない子もいますね。
目が小さかったり片目の子だったり、しっぽが曲がってしまっていたりと、奇形もあります。
とくに死に直面するのは誰だって悲しいです。
いろいろあるよ、だって生き物だもんね。
餌付けの問題
仮に無事に繁殖に成功したとしますよ。
産まれたばかりのベビーは自分でエサをとるという事ができない子がでてきます。
そこでヘビの体を手で固定し、口の中にマウスをつっこんでエサと認識してもらうという「アシスト給餌での餌付け」を行わなければいけない子もでてきてしまいます。
私の家族は、「かわいそうだからアシストはやりたくない」
って言います。
顔に何かが近づいてくることを嫌がって全力で抵抗しますからね・・・。
決して万人が、それも爬虫類入門したばかりの人ができるテクではないのです。
そしてまた食いムラや活エサの話にループすることでしょう(*´∀`*)
そういった事情にあまり触れられずに繁殖前提で語られている所、少し疑問を覚えます。
コンボモルフが高額
もう数年スパンで繁殖の事を考えるの大変。
最初から憧れの完成形のボールパイソンをお迎えすればいいじゃない・・・そう考えることでしょう。
あ、この子がかわいい。値段は・・・
うっ!
なんだこの価格・・・・・・・・
40万・・・100万超え・・・!?
とってもじゃないけどお金持ちじゃない限りは、初めてのお迎えでポンッと出せる値段ではありません\(^o^)/
繁殖が難解で、珍しい柄の子が産まれてくる確率が低くなるってことは・・・値段もとんでもない事になってます。
目を引く見た目をした子は一気に高級ペットと化します。
これだけ色々と考えさせられるボールパイソンは入門種じゃないでしょ!?
いやいやいや~~奥が深いです。
初心者の私でも、まだまだもっともっと語りたいことがわんさかあります。
ボールパイソンは、まるで底なし沼です。゚(゚´Д`゚)゚。
確かに飼育設備はシンプルなものでいいのかもしれないですが、飼い主が望んだタイミングで確実にエサを食べてくれる保証がないのと、繁殖が大きな楽しみとなっている部分を考えてみました!
それではまた次回もよろしくお願いしますヽ(=´▽`=)ノ
他の記事もよかったら見ていってくださいね!